2019-03-27 第198回国会 参議院 本会議 第10号
本年十月の消費税率引上げは凍結を検討すべきであり、増税前提で作られた本法律案には賛成することはできません。 ところで、ここ最近の政府の経済運営に見られる姿勢に、私は強い違和感を持っています。それは物価上昇率目標二%の放置です。 アベノミクスと異次元金融緩和の開始は、今から六年前、二〇一三年です。
本年十月の消費税率引上げは凍結を検討すべきであり、増税前提で作られた本法律案には賛成することはできません。 ところで、ここ最近の政府の経済運営に見られる姿勢に、私は強い違和感を持っています。それは物価上昇率目標二%の放置です。 アベノミクスと異次元金融緩和の開始は、今から六年前、二〇一三年です。
平成三十一年度予算案においても、消費税増税分の税収を見込んでおり、軽減税率や天下の愚策、キャッシュレス決済ポイント還元などなど、増税前提の対策が次々打たれていますが、実は、今国会の中で安倍首相は増税実施を断言しておりません。
反対の理由の第一は、年金を初めとする社会保障分野で安心を担保し得る制度改革のないまま、二〇一一年度の消費税引き上げ等々が前提となっている増税前提予算であることです。 第二の理由は、この間の社会保障切り捨ての象徴である社会保障費の自然増二千二百億円の抑制目標自体が既に破綻しているにもかかわらず、形式のみ継続されていることです。